基本方針・理念

基本方針

 2019年12月に発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、瞬く間に変異しながら全世界を駆け巡り、尊い人命を奪うとともに、社会活動や経済活動に大きな影響を与える事態となりました。
 私たち福祉施設も何処からか侵入してくる見えないウイルスを防ぐべく、感染対策を講じて参りましたが、今年度も引き続き、関係機関と連携を強化し、安心・安全な施設運営に職員一丸となって努めてまいります。
 2040年我が国は、1人の高齢者を1.5人の現役世代で支える社会を迎えようとしています。
 生産年齢人口が急速に減少し、全職種に於いて人手不足などの問題が更に深刻化することになり、とりわけ地方における人口減少や介護人材不足はさらに加速していくことが予想されます。
 現在、当法人においても、年々、職員確保に苦慮している状況となってまいりました。
 このような中、職員の定年後の再雇用条件の見直しや、非常勤職員の正規職員登用等を進めるなど、職員が永く生きいきと安心して活躍できるよう環境作りを構築してまいります。
 また、設立から25年が経過したコスモス会の存在意義を確認しながら、これからの事業継続や展開・方向性について、企画委員を中心に幾度となく協議を重ねてまいりましたが、本4月より5つの部会、12の委員会を編成し立ち上げ、職員一人ひとりが委員会に属して意見・アイディアを出し合いながら、社会の変化に柔軟に対応できる組織作りを目指してまいります。
 全国社会福祉協議会の社会福祉法人行動指針として、「社会福祉法人は、"社会、地域における福祉の充実・発展"に寄与することを使命とし、社会福祉事業の安定的・継続的経営に努めるとともに、多様な生活課題や福祉需要に柔軟かつ主体的に取り組む公共的・公益的かつ信頼性の高い法人」と、うたわれており、コスモス会も地域に根差した地域から選ばれ信頼される介護福祉事業を展開してまいります。
 経営面に於いては、原油高騰・コロナ感染症蔓延による生活資材、衛生品の度重なる値上げ、入居者の重度化に伴う入院者の増などの影響が続いて、近年厳しい経営が続いおります。
収入と支出のバランスのとれた健全な経営を目指し、引き続き経営改善に取り組んで参ります。

 

基本理念